明日公開!映画「進撃の巨人」オリジナル設定は原作者の提案?!

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鶴田真由美

映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」がいよいよ今週末に公開される。コミック、アニメも大ヒットした本作は、果たして映画でも成功をおさめる事ができるのか、その明暗を分けるポイントとは。


(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会  (C)諫山創/講談社

累計4000万部突破の大ヒットコミック「進撃の巨人」

諫山創の大ヒットコミック「進撃の巨人」といえば巨人と人間との戦いを描いたファンタジーバトル漫画。人間が巨人に蹂躙されるというインパクトの強い設定と作画で注目を集め、初連載作品ながら第35回講談社漫画賞少年部門を受賞した。

巨人との戦いがテーマだが、その巨人自体にも謎が多く、「巨人とは何なのか」「誰かが作ったものなのか」という謎を探るミステリーのような側面も強い。また主人公のエレンやミカサ、リヴァイなど巨人と戦う調査兵団は個性豊かな人物が多く、各キャラクターのファンも多い。バトル漫画でありながら老若男女問わず人気が高いのは、この謎を呼ぶ展開とキャラの魅力によるところも大きいだろう。

実際に企業とコラボレーションしたキャラクターグッズなどは毎回好評だ。このようなメディアミックス展開に関しては、戦略の上手さもあるが、やはり作品自体に魅力があるからこそ成り立つものだといえる。

実写化不可能と言われた作品にあえて挑戦

「進撃の巨人」はその空想的な世界観から実写化には向かないと思われていた。そんな本作にあえて挑戦したのは映画「ローレライ」で知られる樋口真嗣監督。もともと「ゴジラ」で怪獣造形に携わり映画業界に入った樋口監督だけに、巨人の表現にもこだわりがありそうだ。また脚本は映画評論家の町山智浩と、実写映画版『GANTZ』を手がけた渡辺雄介が共同で担当し、ファンタジーとリアルの境界を追求している。映画は前後編の2部作となっているが、一体どんな世界がみられるのか、楽しみにしているファンも多い。

原作者からオファーされたオリジナル設定

また一番気になるポイントといえば、原作と異なる世界とキャラクター設定だ。今回の映画では舞台を「文明が一度崩壊した未来の日本」に設定し、各キャラクターも日本人が演じる。重要なキャラクターである調査兵団の兵士長リヴァイはその「ヴ」の発音が日本の名前にそぐわないとして削除され、代わりにシキシマというオリジナルキャラクターが登場する。また主役のエレンの性格も原作とは大きく異なり、巨人に立ち向かう血気盛んな少年ではなく、巨人の恐怖に身をすくませるような普通の人物として描かれる。

変更された点はどれもストーリーに関わる重要な部分だけに、戸惑うファンも多いだろう。しかし、これらの変更は原作者の諫山からの提案だったという。原作の枠を超えて映画として完成された作品を作って欲しいという原作者の願いがみえるようだ。

原作者の想いがこもった実写版で、エレンを演じるのは人気俳優・三浦春馬。シキシマ役の長谷川博己、ミカサ役の水原希子など、フレッシュなキャストがスクリーンでどのような演技を見せてくれるのか、ぜひ期待したい。

実写版の前に原作者絶賛のアニメで予習を

注目の実写版を見る前に、ぜひアニメ版での予習もおすすめしたい。2013年に制作されたアニメ版は、その完成度の高さから原作者が「アニメの方が原作」とまで賛辞した良作。
じっくり見る時間がないという方にはテレビアニメ版をまとめた前後編の劇場版もおすすめだ。

実写映画版前篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は8月1日、後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』は9月19日に全国東宝系で公開される。

(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 
(C)諫山創/講談社

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