内藤剛志主演「警視庁・捜査一課長」第6話レビュー、奇怪な七色に光る遺体に次々と女の影が交差する!

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邦城

『木曜ミステリー』として5月19日(木)よる8時、テレビ朝日系列で放送される「警視庁・捜査一課長」のサスペンス度がますますヒートアップ。今回の第6話は、奇怪な、七色に光る遺体を発見するところから物語が展開。放火騒ぎが起きたお店から、第一容疑者の女性が行方不明。その直後、引ったくり事件が発生。その被害者の息子の嫁が、この二つの事件に絡んでいるかも…。


ドラマ「警視庁・捜査一課長」第6話 (c)テレビ朝日

犯罪の鉄則。何かを隠したければ木は森に隠せ。

現在進行形の事件を追う警視庁・捜査一課。広大な都会ジャングルでは、世田谷区であったり、江東区であったり、墨田区であったり、たえず犯罪は流動的に動く。その都度、大岩捜査一課長(内藤剛志)は各署の捜査員と共に“ご遺体の無念を晴らすため”犯人逮捕の糸口となる手掛かりを求め、現場で叩きあげてきた経験とカンを生かし捜査にあたる。この連ドラの魅力はそこに尽きる。決して一人のスーパースターが事件を解決するのではなく、毎回、大勢の捜査官が動員され、動かぬ証拠を見つけることで犯人逮捕に至るのだ。

過去の警察ものは、主役とレギュラー捜査官がだいたい決まっていて、事件が展開し、犯人逮捕ということになるのが多い。だが、この「警視庁・捜査一課長」は動く範囲がまことに広く、登場する捜査官も一係、二係、三係…と毎回変わる。そこが面白い。ときおり、懐かしい俳優さんが捜査官として出演し、「頑張ってますね」と応援したくなるが、次の回にはいなくなるので、「ああ、○○地区で犯罪が起こればまた会えるのになぁ…」なんて、ヘンなリクエストをしたくなる。

「警視庁・捜査一課長」第6話 場面1 (C)テレビ朝日

さて今回の第6話は、東京・羽田の工場跡地で“七色に光る遺体”が見つかった! という奇怪な状況が、大岩のもとに報告されるところからスタートした。さっそく大岩は現場に臨場する。その時点で、凸凹コンビの捜査一課現場資料班・小山田大介(金田明夫)、捜査一課・現場資料班・平井真琴(斉藤)も先乗りするが、ここではボケと突っ込みで事件のあらましを説明してくれる。
それによれば、印刷会社社長の宮下薫(坂井香奈美)が、発光する七色の粉末をかけられて殺害されていたという。不思議な光の正体は、ネイルのデコレーションに使われる粉状のラメと判明。大岩はただちに捜査本部を大田区・羽田署に設置した。しかし、犯人はなぜ遺体にラメをかけるような目立つ行動をとったのか。大岩のカンはこう告げる。「木は森に隠せ」。

間もなく、元ネイルサロン経営者・梅田三津子(大家由祐子)が、捜査線上に浮かびあがってきた。いまは池袋でBAR「黒蜜」を経営していることがわかり、凸凹コンビが聞き込みに向かうが、何者かにお店を放火され、しかも三津子も行方知らずとなる。現場検証を進めているうちに、店内でラメの空き瓶が発見された。さらに三津子には、傷害・恐喝の前科があることがわかる。

「警視庁・捜査一課長」第6話 場面2 (C)テレビ朝日

というところからストーリーは複雑化し、七色の遺体殺人事件とは別に、神田で年配の女性・秋本敏子(福井裕子)がひったくりに遭遇し、オートバイに引きずられて重体となる事件が起きた。敏子の息子の嫁である恵利香(若村麻由美)が、事故を聞きつけ病院に駆けつけてきた。その病院で聞き込み捜査をしていた真琴は、恵利香の顔を見て驚く。真琴は先ほど池袋の火災現場で、恵利香を見かけていたのだ。調べてみると、貞淑な妻であるはずの恵利香にも、恐喝と傷害の前科があった。

名探偵(視聴者)はここでいろいろ推理するはずだが、このドラマ、毎回仕掛けが用意されていて、すんなり犯人が捕まって終わりとはならない。どちらかといえば人間の裏側にある哀しさを描き出そうとしている。50分弱の時間の中で、いろいろ詰め込み過ぎている面もあるが、シーズン1、シーズン2と番組が続いていけば、ストーリーの枝葉を切っても、見ているほうが理解し、さらに内容は濃くなるはずである。「大岩、今回もベリーグッド!」

5月22日放送の第6話は?

若村麻由美、山中 聡、井田國彦
「第6話」2016年5月22日木曜よる8時より、テレビ朝日系列で放送。

ドラマ「警視庁・捜査一課長」公式サイト(http://www.tv-asahi.co.jp/ikkacho/)

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