“始まり”の季節にギアを入れてくれる5曲

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提供:OKMusic <http://okmusic.jp>

3月が終わり、4月が始まろうとしています。首都圏に発令されていた緊急事態宣言は3月21日に解除されたものの、今なお予断を許さない状況が続いています。とはいえ、日々の生活はコロナに関係なく、前に進むわけで、4月になると就職や入学と新天地でスタートを切る方も多いと思います。なかなか難しいかもしれませんが、「心」までコロナに侵食される必要などなく、再び気持ちを切り替えて、自分の本当にやりたいことを選択するいい機会かもしれません。今回はそんなあなたの背中を押すエネルギッシュなメロディックパンクを選んでみました。

「START」('03)/locofrank

「START」収録アルバム『locofrank 1998-2011』/locofrank

大阪発の3ピースバンドとして結成された彼ら。しかし、昨年にオリジナルメンバーのTatsuya(Dr)が脱退、現在は木下正行(Vo&Gu)、森勇介(Gu&Vo)のふたり体制にサポートドラムを迎え、活動を続けている。そんな彼らの代表曲であり、ライヴ必須のアンセムナンバーと言えば、この曲だろう。1stミニアルバム『Starting AGE』(03年発表)の冒頭を飾り、サビの爽快な突き抜けっぷりに拳を突き上げ、シンガロングしたくなる楽曲だ。いつ聴いてもフレッシュな輝きを放ち、こちらを一瞬で絶頂の向こう側へと連れて行ってくれる。

「New Biginning」('17)/dustbox

「New Biginning」収録アルバム『Thousand Miracles』/dustbox

SUGA(Vo&Gu)の透き通るハイトーンを武器に美メロ満載のパンクサウンドを鳴らす彼ら。埼玉を拠点に活動を続ける3ピースで、メタリックなリフを振りかざす一方、ダンサブルなビートで踊れるサウンドまで提示し、多彩なアプローチでフロアを沸かせている。この曲は8thアルバム『Thousand Miracles』(17年発表)収録曲。タイトル通りに、ここからが新しい始まりだ!と宣言する快活な演奏はエネルギーに満ち溢れている。聴いているだけで、目の前が明るく開けてくるような高揚感に、体の奥底から力が漲ってくるようだ。

「Departure」('13)/SHANK

「Departure」収録アルバム『Bitfish Attitude』/SHANK

現在、5曲入りの最新作『Candy Cruise EP』レコ発ツアー真っ只中の長崎発の3ピース。ツアー自体は感染拡大のガイドラインに沿い、観客数を絞る形で一日2部制というスタイルで行なっている。3月25日のTSUTAYA O-EAST公演(東京)を観てきたが、約1時間のコンパクトなショウで観客を釘付けに。SHANKの場合、2分台前後の楽曲が多いため、普段のライヴと比べても全く見劣りしないボリューム感があった。その中で3rdアルバム『Bitfish Attitude』(13年発表)収録のこの曲がとりわけ刺さった。サビの《毎日が人生最後の日だと思って生きろ》(和訳)の歌詞は、今のコロナ禍においてより一層胸に迫るフレーズだ。

「Spring Has Come」('20) /SpecialThanks

「Spring Has Come」収録アルバム『SUNCTUARY』/SpecialThanks

Misaki(Vo&Gu)をフロントガールに幾度のメンバーチェンジを乗り越え、現在の4ピース体制は間違いなく過去最高のラインナップ。昨年4月に出た4thアルバム『SUNCTUARY』は楽曲の充実度もさることながら、最高傑作の名に値するクオリティーの高さだった。この曲はMisakiのアコギ弾き語り活動を反映させた朴訥なイントロから一転、2ビートで駆け抜けるドタバタのザ・メロディックな展開が最高。2分にも満たないショートチューンだが、ポカポカと温かさが増してくる春の陽光が楽曲からも伝わってくるよう。

「The Future Is Now」('12) /The Offspring

「The Future Is Now」収録アルバム『DAYS GO BY』/The Offspring

4月にはなんと9年振りになる記念すべき10thアルバム『LET THE BAD TIMES ROLL』を発表する我らがオフスプリング。この曲は現時点で最新作にあたる9thアルバム『DAYS GO BY』(12年発表)のオープナーソング。哀愁漂うイントロから徐々に力強さを増し、サビでは抜群の歌メロで気分を掻き立ててくれる一曲だ。曲名にも表れている通り、「未来とは今」と簡潔に言い切ったメッセージも胸にスッと入ってくる。そう、5年、10年と過去は一瞬で振り返ることができるけれど、未来はなぜか遠くに感じないだろうか。いつになったら、普段の生活を取り戻せるのだろうかと。けれど、未来は今この瞬間の積み重ねと捉えることができたら、いつからでも新しいスタートは切れるのだ。

TEXT:荒金良介

荒金良介 プロフィール:99年からフリーの音楽ライターとして執筆開始。愛読していた漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(登場人物に洋楽アーティスト名が使用されていたため)をきっかけに、いきなりレッド・ツェッペリンの音源を全作品揃える。それからハード・ロック/ヘヴィ・メタルにどっぷり浸かり、その後は洋邦問わずラウド、ミクスチャー、パンクなど、激しめの音楽を中心に仕事をしてます。趣味は偏ってますが(笑)、わりと何でも聴きます。



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