LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』が開幕! 音楽の力への信念と祈りに満ちた至福のハーモニー響く

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LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』
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 テノールの佐藤隆紀、佐賀龍彦、日野真一郎とバリトンの宮原浩暢の、音楽界にとどまらず、ミュージカル界でもそれぞれ顕著な活躍を続けている四人によるヴォーカル・グループ「LE VELVETS」の2020年コンサートツアー『PRAYLIST』が2020年10月16日(金)、東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで開幕した(のち10月31日(土)京都・文化パルク城陽、11月1日(日)大阪・メルパルクホール、11月14日(土)宮城・トークネットホール仙台、11月23日(月・祝)福岡ももちパレス、11月25日(水)名古屋市芸術総合センター、11月29日(日)東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催)。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

LE VELVETS の秋のコンサートツアーのタイトルは『PRAYLIST』。2020年世界を覆った新型コロナウィルス感染拡大の暗雲の収束にはじまる、人々の安寧を願う祈りの「pray」と、大切な楽曲を集めた「playlist」の二つの言葉をミックスしたもので、10月21日(水)には「You Raise Me Up」「アヴェ・マリア」「夜想曲」「四季~花見鳥~」「きずな」「Hallelujah」「宇宙のファンタジー」計7曲のラインナップからなる、同名アルバムもリリースされる。

今回のコンサートツアーは、そのニューアルバムからの楽曲を中心に、クラシック、ミュージカルナンバー、映画音楽、カンツォーネなど、LE VELVETS ならではの多彩なジャンルが詰め込まれたステージで、四人の迫力ある絶妙なハーモニーと、それぞれのソロ曲、更に楽しいトークが楽しめる二部構成のコンサートとなっている。このコンサートツアーの初日を翌日に控えた15日(木)、かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールでゲネプロが行われ、本番さながらの熱いステージが展開された。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』


LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

新アルバムのアレンジも務める、ピアニストであり作曲家、編曲家の園田涼の美しいピアノとバンドメンバーによるオーバーチュアからコンサートはスタート。おそらく誰もが知る名曲がLE VELVETS の美しい歌声で会場を包むと、瞬時に辺りの空気が浄化されていくようだ。コンサート、演劇等、LIVE全般を生で味わうことが難しい時期が続いただけに、同じ時、同じ空間を共有する、生の音楽の持つ力が実感できる開幕から心が揺さぶられる。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

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2曲がノンストップで披露されたあとで、LE VELVETS のメンバーが改めて挨拶。今回のツアータイトル『PRAYLIST』の説明と、自己紹介へ。やはりこのコンサートツアーの開催自体が危ぶまれた時期もあったことから、無事開幕に至った現在の喜びが弾ける。同時にこの期間に、メンバーそれぞれの活動も規模の変更や、企画の形が変わるなどがあったことや、佐藤隆紀が出演予定だったミュージカル『エリザベート』が、残念ながら全日程中止になった経緯が語られたあと、その分も取り返すかのようなミュージカルコーナーへ。2019年にリリースされたミュージカルの名曲を集めたLE VELVETSのアルバム『WORLD MUSICAL』にも納められている楽曲だが、四人の歌唱は更にパワーアップ。ドラマ性豊かなミュージカルの世界が展開された。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

トークでは、自粛期間中に感じたことや、劇場の灯が再びともり始めてからの今までとは異なる経験、また日野真一郎が開設したYouTubeチャンネルでのピアノの弾き語りシリーズなどの、新たな発信の報告も。LE VELVETSのグループ全体としても配信コンサートが行われていて、そこでも披露した楽曲のあとは、クラシック音楽からのそれぞれのソロ曲が。全員が音楽大学声楽科卒業という出自を持つLE VELVETSだからこそ可能になる本格クラシック歌唱と、メンバーそれぞれが培っている表現力が相まった圧巻の時間が流れる。宮原浩暢の深いバリトン、佐賀龍彦の迫力のテノール、佐藤隆紀の華やかで豊かな声量、日野真一郎の澄んだ高音域と、各々の個性の輝きが堪能できた。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

そこから四人によるカンツォーネなどの歌唱へ。これだけ個性豊かでありつつも、それぞれが競い合うのではなく、ハーモニーを見事に奏でるLE VELVETSの素晴らしさが発揮されて第一部の幕は下りた。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

休憩を挟んだ第二部は、純白の衣装に着替えた四人の歌唱から。第一部の鮮やかなカラーの衣装も、日本人の男性でここまで着こなせる人は少ないのではないかと思えるハマりっぷりだったが、光りものの装飾も美しい白の衣装も更に華やか。結成12周年を迎えたLE VELVETSとしては、懐かしい楽曲からのスタートで一気に惹きつける。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

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新アルバムに込められた「祈り」をキーワードにしたトークのあとは、その新アルバムの楽曲、更に小粋な映画音楽のコーナーへ。このつなぎがなんとも楽しく、LE VELVETSらしい茶目っ気に溢れる。曲にちなんだ小道具を巧みに使いそれぞれのソロで紡がれるメドレーは、選曲も幅広くもっと聞きたい!と思わせる楽曲の宝庫だった。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

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ここからコンサートはいよいよクライマックスに向けて加速していく。人と人が集うこと、会って話すことに制約が生まれている難しい時代だからこそ必要な、心の交流が歌で伝えられる。一つひとつの楽曲に、音楽の力に対する信念が込められた、渾身の歌唱が圧巻で、至福の時が流れていった。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

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気が付けば、休憩を挟んで2時間以上の時間があっと言う間。全体に、第一部、第二部を通じてソロ曲のコーナーが設けられたことによって、メンバー個々の輝きと、その力が重なって四倍ではなく、何十倍にも増幅されるLE VELVETSの魅力が余すことなく詰め込まれたコンサートで、ここからはじまるコンサートツアーの盛り上がりに期待の高まるゲネプロになっていた。

LE VELVETS CONCERT TOUR 2020『PRAYLIST』

取材・文=橘涼香



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