ザ・モアイズユー「自分の自信がないところを大事にして、曲に昇華できたら」 4ヶ月連続リリース作品第二弾「環状線」インタビュー

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提供:SPICE(スパイス)<https://spice.eplus.jp/>

ザ・モアイズユー
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コロナウイルスの影響で発売が延期となったEPに収録される予定だった4曲の新曲を、8月から4ヶ月連続で配信リリースしている大阪出身の3ピースロックバンド“ザ・モアイズユー”。

今回SPICEでは、リリースに合わせて4ヶ月連続でインタビュー記事を公開。本記事では第二弾として、9月16日にリリースされた「環状線」についてのインタビューをお届けします。

──4ヶ月連続配信中ですが、9月16日に配信される第二弾の「環状線」は、本多さんが作詞作曲をされています。

本多:「環状線」は、今回配信する4曲の中で、今までのザ・モアイズユーの感じを一番残したいなと思ってました。他の3曲は今まで自分達がやっていなかったものをやろうと思っていたんですけど、今までの自分達も大事にしたいとも思っていたので、この曲はそこを軸にしてますね。でも、今回の4曲の中では一番音数が少なくて、シンプルにしようと。シンプルやからこそメロディの良さや歌詞が伝わるものに仕上げたいなと思って作ってました。

──アップテンポ寄りではありますけど、柔らかさがあるというか、日常を良いものに彩ってくれる楽曲になっていますが、本多さんが曲を作るときって自然とそういうものが多くなります?

本多:そうですね。基本的に歌詞に関しては……日常というか、日々生きていく中での迷いとか葛藤っていうのは絶対にあって、そこをなくすことはできないんですけど。でも、迷いがあるからこそ見えてくるものがあったり、葛藤があるからこそ頑張ろうと思えたり、そういう諦めていない感じが生きていると出てくるので、そういうところを書いているんですけど……自分は昔から“自分がすごい”とか、誰かよりも優れているとか、そういうふうにはあまり思えないタイプなんですよ。でも、それは悲観的な意味ではなくて、そういう人やからこそ、同じような気持ちを持っている人に届けられる歌があったり、弱い人間やからこそ歌える応援歌があったりすると思っているので。だから、自分の自信がないところを大事にして、曲に昇華できたらいいなと思って書いてます。

──今お話しされていたことって、まさに「環状線」のCメロですよね。そういう意味では、ここには本多さんの根本的な部分が出ているというか。

本多:他人を羨んだり、すごいなと思うことって、簡単なことやと思ってて。それよりも自分自身を誇ることが一番大事なんやけど、それが一番難しいことやと思ってるんです。でも、自分を誇るためには自分自身と向き合わないといけないし、自分自身と向き合うと、他人と比べて劣っている部分とか、よくない部分が見えてくる。でも、そこで見えてくる自分のいいところもあると思うんですよ。だから、自分的には壁を壊すとか、乗り越えるのも大事やと思うんですけど、たまには一歩ずれてみるというか。見方を変えることによって、自分自身の強みを見つけられるんかなと思うので。だから「環状線」のCメロは、楽曲の流れ的にも、僕的にもターミングポイントになっているセクションではありますね。

──なるほど。でもすごくわかります。自己肯定感の強い人ってちょっと憧れますよね。

本多:かっこいいですよね、自信満々の人って。でも、自信満々じゃない人もそれはそれで魅力的やなとも思うし、そういうのもありやなと。

以登田 豪

──以登田さんとオザキさんは、「環状線」に対してどうアプローチしていこうと思いました?

以登田:ベースでいうと、今まではもっと動きたい、フレーズを出したいっていう感じやったんですけど、この曲は敢えて何もせずに、完全に歌を押し出す方向にシフトしていてますね。だからこそ、楽曲のエモさみたいなものを出せてるんじゃないかなっていう感じがします。

オザキ:僕もベースと同じなんですけど、この曲はシンプルなリズムでストイックに叩こうと思って。複雑なリズムを演奏するのもかっこいいけど、シンプルなことを集中してやるかっこよさもあると思うので、そこを徹底してました。

──ちなみに、以登田さんが思う「本多さんが書く楽曲の魅力」ってどんなところですか?

以登田:自分の気持ちを素直に出しているというか。かっこつけたりしないで、弱い部分は弱い部分としてちゃんと出していて。だから、もしそれを聴いた人が自分のダメなところとか、悩んでいることがあったら、その気持ちを後押しできる歌なんじゃないかな?っていうのは、よく思いますね。

──自分にはないものを感じたりも?

以登田:めちゃくちゃしますね。僕は基本的に恋愛曲が好きで作るんですけど、真央ちゃん(本多)はほんまに自分の心情とか、うまくいかなかったこととかを歌にできるんで、僕的には羨ましさもありますし、逆にバランスとれてるんかなとも思いますね。

──オザキさんはいかがですか? 本多さんが書く楽曲の魅力というと。

本多:聞かせて?

オザキ:聞かせてあげようか?

──そういう話を聞くの好きなんですね(笑)。

本多:はい(笑)。

オザキ:僕は元々、攻撃的なものというか、ロックテイストな楽曲が好きなんですよ。リーダー(本多)がそういう曲をよく持ってきてくれるんですけど、いつもめちゃめちゃ楽しいなと思いながら叩いていて。そこに歌が入ると良さが倍になって、メンバー自身もその楽曲が好きになるというか……なんか、言葉でうまく言い表せないけど、生まれ持った才能みたいなものを感じるというか。

本多:(小声で)めちゃくちゃヤバいやん……。

以登田&オザキ:(笑)。

本多:(小声で)生まれ持った才能を感じる……。

オザキ:いや、本人がどう感じてるかは知らんけど(笑)、僕は客観的に見ていて、声もそうやし、作っている曲も、生まれ持ったものがあるのかなって思ったりしますね。

本多:大丈夫かな……言い過ぎてない……?(笑)

オザキ:大丈夫やろ(笑)。

本多:いや、そういう感じでもう一回改めて曲を聴かれて、“ふーん、才能ですか……”みたいな。

以登田:自信持って行こう、そこは(笑)。

本多:そやな(笑)。


取材・文=山口哲生 撮影=大橋祐希

※4ヶ月連続リリース作品第三弾「悲しみが消える頃」インタビューは10月21日(水)に掲載予定!



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