「探偵の探偵」に続く人気シリーズ、松岡圭祐「水鏡推理」とは?

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2015年に北川景子主演でテレビドラマ化され話題となった「探偵の探偵」。その著者である松岡圭祐が刊行した「水鏡推理」。主人公である水鏡瑞希(みかがみみずき)がどんな活躍をし、どんな名推理をみせてくれるのか非常に楽しみなシリーズです。「探偵の探偵」と「水鏡推理」シリーズから、松岡圭祐が描く作品の魅力についてご紹介します。


「水鏡推理」松岡圭祐 (講談社)

■殺人のないミステリー「水鏡推理」

数々の人気シリーズを描く松岡圭祐ですが、「万能鑑定士Q」、その姉妹編である「特等添乗員αの難事件」と、おもしろくて知恵もつく殺人のないミステリー推理小説が話題となっています。そして、新シリーズの一作目「水鏡推理」も、その系統を受け継ぐミステリーです。
今回の主人公は文科省の新米役人・水鏡瑞希。松岡作品の歴代のヒロインの中でも正義感が強く、絶対に不正を許さないまっすぐすぎる女性として描かれています。
松岡作品に多く見られるように「これ、現実の事件だよね?」と思わせる政治家や事件などが出てくるため、読んでいてリアリティがあり「現実にも水鏡瑞希がいたら!」とつい考えてしまいます。

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■「探偵の探偵」ヒロイン紗崎玲奈のデビュー作!

人気を博した「万能鑑定士Q」シリーズの次に始まった「探偵の探偵」。その第一作「探偵の探偵」は2014年11月に刊行されました。
殺人のないミステリー「万能鑑定士Q」シリーズとは一転、読んでいて辛くなってくるほどの過酷さと、バイオレンスな描写が満載の「探偵の探偵」。
ヒロインである紗崎玲奈があまりにも救われず、事件の結末も、玲奈が置かれた状況も過酷の一言。これだけ傷のたえないヒロインが過去にいただろうかと読んでいて胸が苦しくなるほどです。
亡くなった妹を思わせる峰森琴葉、対探偵課を作り玲奈を社員としたスマ・リサーチ社長 須磨康臣、敵役の阿比留佳則といった登場人物も揃い、これからどんな運命がヒロインを待ち受けるのか期待させる一冊です。

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■「探偵の探偵III」 ついに最愛の妹の仇“死神”との決着!

「探偵の探偵III」では主人公玲奈の妹が殺される事件の原因となった悪徳探偵“死神”の正体が明らかになります。
玲奈の大事な人の死、また妹を思わせる琴葉との関係の変化と、次から次へと起こる出来事にボロボロになりながらも立ち上がる玲奈の姿は、読み進めるのが辛くなるほどです。
かなりショッキングな描写も続く、読後感が爽やかな作品とは決して言えません。しかし、そんな中でも前を向いて進む玲奈の姿に心を打たれるに違いありません。

■新章へと続いてゆく「探偵の探偵IV」

前作「探偵の探偵III」で“死神”と決着がつき、これからどうなるのかが気になる人も多いと思います。
しかし、“死神”との戦いはそう簡単に終わるわけではなく、“死神”を育てたもっと大きな敵がいることが判明し対決します。1巻から3巻までの強い玲奈と違い、弱さや涙を見せる玲奈の姿が描かれます。また、玲奈とは対照的に、玲奈の為に強くなろうとする琴葉の姿もあわせて描かれ、ダブルヒロインの形で物語は進みます。

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「探偵の探偵」シリーズ、そして新シリーズ「水鏡推理」、どちらも魅力的なヒロインが物語を引っ張ります。
2つのシリーズのヒロインはその生い立ちもおかれた境遇も全く違いますが、強く、信念を曲げず、美しい女性という共通点もあります。どちらのシリーズもオススメの作品です。

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