浅見の告白…村井があやしいのか? 藤原竜也主演「リバース」第4話レビュー

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ひとせ ゆみ

あの日、誰が何を見たのか…藤原竜也主演、TBS系列ドラマ「リバース」。5月5日(金)に放送された第4話。命の瀬戸際に立たされた仲間が1人…次は自分ではないか、という恐怖。


藤原竜也主演「リバース」第4話 (c)TBS

前回の第3話で、谷原康生(市原隼人)が、何者かにホームから突き落とされた。一命はとりとめたものの、未だ意識不明。深瀬和久(藤原竜也)は次は自分の身に何か起こるのではないかという恐怖と、浅見康介(玉森裕太)の学校の野球部の飲酒騒動に巻き込まれ、混乱に次ぐ混乱。今回放送の第4話は、深瀬の震える一歩一歩が真実の方へと進んでいる、そう確信した。

藤原竜也主演「リバース」第4話 場面1 (c)TBS

浅見の独白

前回は谷原が独白した、冒頭の「広沢由樹について」。今回は浅見が担当。いや、ちょっと待て。今回は浅見の身に何かあるの? と不安なスタート。浅見の正義感は謎を解く牽引力になるよ…。そんな心配もよそに、広沢の多才さが垣間見える浅見の独白。大学時代当時、実は浅見が家庭教師を担当した受験生が居たのだが、「浅見先生は受験をひかえた子供の気持ちが分からない」とあえなく担当を外される。その後任に入ったのが、広沢だったというのだ。浅見の暗い嫉妬のつぶやき。「自分には分からない。広沢には分かる。広沢には何が分かっていたのだろう」。
ふと、もし広沢の死が故意的なもので、元刑事の小笠原俊雄(武田鉄矢)が言うように、殺人事件なのだとしたら、みんなに動機が有ったということだろうか? と勘ぐってしまうようなシーン。谷原は現在妻である明日香(門脇麦)の事と絡み合うように、広沢を毛嫌いしていたフシがある。そうだとしたら…みんなに動機があるのだとしたら…?

藤原竜也主演「リバース」第4話 場面2 (c)TBS

はっきり見えた、つながり

当たり前といえば当たり前だった。当時広沢の事件担当刑事だった小笠原と、息子を失った広沢昌子は、知り合いだったのだ。いや、知り合いを通り越して、広沢の畑の農作物を送るような仲だった。
前回、仲良く広沢も好きだった寄席を見ていた2人。谷原を突き落としたのは、昌子ではないのか…。しかし、あの時、昌子は谷原の野球を見に、グラウンドに姿を現していた。
小笠原は昌子に、今度こそ事件の真相に近づくことを約束する。これは、昌子にとって心強い人ではないか。そういう人がいれば、自ら動くこともないかもしれない…と感じる。

事故なの、事件なの

谷原の病院に駆けつける深瀬と浅見。明日香は兄・村井隆明(三浦貴大)に連絡が取れない、と不安になっている。それもそのはず、村井は現在絶賛修羅場中。愛人で議員の沼淵ことは(篠原ゆき子)の誕生日を祝おうと彼女の家を間男よろしく訪ねたところ、妻・香織(趣里)が先回りしていたのだ。
乱れた室内と血痕。平和な笑顔で、夫にワイン勧める香織。怖い。怖すぎる。そこにようやく繋がる谷原の事故を告げる電話。よかったね、村井…命拾いしたね…しかし、趣里ってすごい女優さんになったなあ…。
一方、警察は谷原が飲酒していたことで事故の可能性も視野に入れているという。深瀬が明日香に「父親の力を借りられないのか」と尋ねると、「父は事故にしたいはず」「身内が何か起こすことをとても嫌がる」と暗い顔。
政治家の家族、大変だ…そして、同時に広沢の事件のことを思わずにいられない。

藤原竜也主演「リバース」第4話 場面3 (c)TBS

深瀬の苦悩

ところで息子の飲酒事件にまつわる事で、深瀬に指導会議での偽証を強要する、相良(堀部圭亮)。浅見の勤める学校のサッカー部キャプテン・相良了平(鈴木仁)の父だ。
相良が仕掛けて来る買収の動きを、浅見に告白する深瀬。現在よりはるかに待遇の良い会社に紹介するという甘い話。浅見は「会社を移りたかったら、いいじゃないか。彼女も見直してくれるんじゃないか」と深瀬の背を押す。「1人でも闘う」という気概なのかもしれないが、自暴自棄感にも見える。
グラグラ揺れる深瀬。いや、ここは友情取ってほしいよ。でもここで揺れるのが、深瀬の深瀬たるゆえんというやつか。さらに、深瀬の会社で突如1500万という大金で大型契約してくれた相良。「今期安泰!」と会社全体が大歓喜。ああ…会社巻き込まれちゃって、どうにも引けない感満載。これがモンスターペアレントの本気の力か。ひとたまりもない。

藤原竜也主演「リバース」第4話 場面4 (c)TBS

羅針盤

優柔不断な深瀬は谷原の妻と娘に差し入れる見舞いケーキも決められない。
そこを助けてくれたのが、越智美穂子(戸田恵梨香)。久しぶりの2人の時間。前回、深瀬の「変わりたい」宣言で美穂子の態度も緩和したのだ。
谷原のこともあって、美穂子の周りに何もないか確認する深瀬。前回、再び告発文を送りつけられていた美穂子だが、そのことは言わなかった。うーん。深瀬だけ、どうして周りの人が巻き込まれるのだろう。
他のメンバーは人目に触れてしまったとはいえ、当人だけに告発文が送られているのに。
ところで小笠原は明日香に接触するため、病院に現れる。遠慮なく当時のことに触れる小笠原。
明日香は深瀬の前で、「広沢のことが好きだったが、付き合ってはいなかった」とはっきり告げる。
当時、広沢がモテていたのか、明日香以外に好意を寄せていた人がいたのか、彼女はいたのか、全く広沢のことを知らない深瀬。…前回告白したように、広沢を知ろうとしていなかったのかもしれない。

友達だよ

相良はしつこく指導会議の日の偽証に釘をさす手を打って来る。指導会ののち、紹介する銀行の人間と会食しようと誘って来る。ああー、本当に汚いやっちゃ。
深瀬は迷いに迷いながら、美穂子の働く姿を見つめる。浅見の言うように、良い会社に入れば、深瀬を見直してくれる? 広沢の件で深瀬を許せないような美穂子が? 頑張れ、深瀬。彼女に宣言したこと、忘れないで。美穂子は正しい道への羅針盤。

指導会で、勇気を振り絞って「ビールでした」と答える深瀬。よくやった! しかし、ノンアルコールではなかったという確証は無いと言う。匂いはあったでしょ! と突っ込みたくなるが、これが正直な証言なのかもしれない。
深瀬は、「本当のことを知っているのは本人だけ」「今見ないフリをしても消えない」「うまくいかないとき、報いだと思ってしまう」「結果、たくさんのことを諦めてしまう」「周りを傷付けることもある」と、自身の体験を重ねて訴える。相良親子は最後まで非を認めないが、校長は夏の大会への出場を取りやめる事を決定する。本人が告白するチャンスを失ったのであれば、深瀬の言うように、「ちゃんと罰を与えられるチャンス」を与えたということだ。そうだね、教育は正しくあるべきだね…。
指導会会場の片付けをする浅見を手伝う深瀬は、浅見から礼を言われ、「良い友達を持った」と言われる。この言葉にひどく感動し、「友達…!?」と過剰反応してしまう寂しんぼ深瀬。
そこをからかわず、「会うたびに話するやつを友達と呼ぶけど」と答えてやる優しい浅見。なんていい男なんだ、浅見。
当然、深瀬の会社の1500万の売り上げはキャンセルが入って、全てパーになったが、とってもスッキリした顔で、ペコペコ上司に頭を下げる深瀬が清々しかった。

藤原竜也主演「リバース」第4話 場面5 (c)TBS

驚愕の、告白

友達感急上昇したのは深瀬だけでなく、浅見の方もそうだったようで、深瀬に重大な告白をする。
小笠原の言う、「今」「この人だったら」と思ってもらえたのだろう。
あの日、雪の中谷原と二手に分かれて広沢を探し、谷原からの取り乱した電話を受けて事故現場にたどり着いた時、車の近くから走り去る人影を見たと言う。
その人物が着ていた赤いダウンは、その後警察の取り調べ室から出てきた村井が着ていたものと同じだったと言う。
「取り調べが一番長かったのは村井だった」「旅行に誘ったのも村井だった」「なぜあの日、村井は電車で来たのか」「本当に前日事故を起こしていたのか」「あの日、タクシーが来ないから迎えに来いと言ったのに、事故現場に警察よりも早くタクシーでやってきたのは、村井だった」。
ずっと、ずっと抱えていた疑問を吐き出した、そんな浅見の告白。そう、村井の父は家族の事件を嫌う。
村井の考えた「谷原と浅見が車を落としたのでは」という妙に確信めいた推理より、よっぽど真実味があるように感じる…。

次回第5話は、5月12日(金)よる10時から放送

いよいよ折り返し! 疑惑の村井と接近する第5話は、TBS系列で5月12日(金)よる10時から放送。

「リバース」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

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