【金曜プレミアム】止まらない泣き笑いエンターテイメント映画「エイプリルフールズ」

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ひとせ ゆみ

昨年2015年のエイプリルフールに公開されたこの作品が、本日の金曜プレミアムに登場する。テレビドラマ「リーガル・ハイ」や映画「ALWAYS 三丁目の夕日」、「探偵はBARにいる」の脚本家、古沢良太のオリジナル作品だ。どの作品にも共通するのは「お約束を外さない絶対的面白さ」「観たことがあるような展開なのに、斬新」という、相反する感覚。単純に、うまくて、面白い。当然、「エイプリールフールズ」もそうなのだ。


映画「エイプリルフールズ」

大きく本作の特徴を上げる。「群像劇」「コミカル」「人情入り」「大団円」「だけどちょっと苦味が残る」。
この5大要素だけで観てみたい人は多くいるだろう。
ここにさらに魅力的な出演者たちが名を連ねる。

■出演者紹介

群像劇なので、グループごとに紹介したい。大きいものとして4グループ。それらをつなぐように小さなグループが点在し、最終的にすべてが線でつながる構成になっている。
大きなものから3グループ紹介する。

まず、グループ1として、「レストランの面々」。主演・松坂桃李、ヒロイン・戸田恵梨香。
松坂桃李が絵に描いたような、女を食い物にする軽薄なクソヤロウを演じている。そして、ぶっ飛んだ変な女を戸田恵梨香。
周囲にはユースケ・サンタマリア、大和田伸也、菜々緒。他多数。みんな最高にマンガチックに男と女の修羅場を描き出す。
もちろん、それだけで終わらないのが、「お約束を外さない、絶対的面白さ」なのだ。

そして、グループ2として、「タクシーに乗る面々」。
夫婦役で里見浩太朗と、寺島しのぶの母・富司純子。なんてすごい車内なんだ。高貴なオーラが眩しい。この二人でないと、このグループ2のストーリーは成立しない。ネタバレになるので、ここまでにしておく。

そして、個人的にイチオシのグループ3の「誘拐事件の面々」。
こわーい「アニキ」に寺島進。
どでかい図体の舎弟に高橋努。最近映画「クローズZERO」やドラマ「空飛ぶ広報室」などで活躍している。
絶対何かのドラマで観たことがある、安定の二人組。
そして、こまっしゃくれた子役に浜辺美波。

このグループ、何がイチオシって、寺島進。いちいち良いのよ。コテコテの怖いオジサンなのだが、1シーン1シーンの表情や行動に感情が振り回される。そして、胸にドシドシ来る感動展開。
これぞ、「観たことがあるような展開なのに、斬新」というヤツだ。

■ストーリー

群像劇なので、あらすじというより概要になってしまう。
4月1日にちょっとしたいたずら心や、愛情、執着などで、エイプリルフールとして大小様々な嘘をつく人々。
それが思わぬ効果を生み、それぞれの「本当の姿」があらわになっていく。エイプリルフールが終わる時、彼らはどうなっているのか…? すべてのグループのつながりが見えた時、推理物を観ているような、すっきり体験ができるのも本作の面白さの一つだ。

■見どころ

戸田恵梨香がブチ切れて大暴れするところをまず挙げたい。
北野武も顔負けの暴れっぷり。
間をつなぐプチエピソードにも豪華キャストが並んでいる。キャスト表を見ず、誰が出ているのかチェックしながら見ていくのも面白いかもしれない。

そしてやはり、それぞれの本当の事情が見え始めるところで一瞬にしてそれらのキャラクターが変貌するのが面白い。
最後に。キャストで紹介できなかった高嶋政伸について。キレキレの役作りで一瞬見落としそうになるかも。個人的にはこの人物だけ本当の姿が明かされないまま終わっているのではないかと思っている。

笑って泣いて、見終わった後、クリスマスなどと違って影の薄いイベント・エイプリルフールをもうちょっと楽しんでみようかな、と思うかもしれない。

エイプリルフールズ

無料あり 映画 邦画 コメディ サスペンス ドラマ(映画)

製作年:2015年

正直者は誰だ?

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