はめられた名士、けやき坂46主演『Re:Mind』第9話レビュー

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星野花太郎

企画原作秋元康、けやき坂46メンバー11人総出演!! テレビ東京系列ドラマ25『Re:Mind』第9話が12月14日(木)に放送された。少女たちは秘密の暴露とともに次々と消されてしまう。今回秘密を暴かれたのは齊藤京子と高本彩花。その秘密とは……。


けやき坂46主演『Re:Mind』第9話 (c)「Re:Mind」製作委員会

remindは、思い出させるという意味の他動詞。女子高生たちはなぜ囚われることになったのか、という問いかけになっている。彼女たちには、心当たりがあった。それは、彼女たちが「世の中の悪人を懲らしめる」を目的にした「真っ白な正義」という活動。独善的で犯罪的ですらあったその活動への報復だとしても不思議はない。もうひとつは、その「主犯」であった渡邉美穂への徹底的ないじめ。階段から突き落とされた彼女は車いす生活を余儀なくされ、その後自殺が疑われる行動を取った末、行方不明になっている。彼女による復讐の可能性もある。残されているのは、柿崎芽実、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高本彩花の5人。今回もまた……。

犯人につながるキーワードは「医者」か

けやき坂46主演『Re:Mind』第9話 場面1 (c)「Re:Mind」製作委員会

渡邉美穂は自殺した。加藤史帆はそう言い残して消えた。「美穂の呪いだよ」。取り乱した声が飛ぶ。部屋が激しく揺れ、シャンデリアが落下した。齊藤京子が隣の高本彩花をつよく抱きしめた。

佐々木美玲が犯人のヒントを求めて部屋の調度品に目をやった。「ヘミングウェイは……」本を見ながら話した。「最期はショットガンで自殺した」。「医療関係の書物が多いのは……」「ヘミングウェイの父親も医者だった」。美玲の謎ときに合わせて、美穂の父親も医者だったという声が上がる。美穂の父親・渡邉七郎は県内有数の総合病院の理事長にして県会議員だった。しかし、その後、不祥事を起こしてすべての地位を失った。

「美穂のお父さんは優しかったよ」。柿崎芽実が異論を唱えた。美穂の父親が学校を訪ねて林と話し合う姿を何度か見たともいう。「林先生は美穂のオヤジに雇われてここに来たんじゃないのか」それを聞いた京子が声を張り上げた。

京子と彩花、禁断の秘密

けやき坂46主演『Re:Mind』第9話 場面2 (c)「Re:Mind」製作委員会

京子と彩花には秘密があった。彼女たちは独自に「真っ白」の活動を続けていたのだ。それは美人局ともいえる行為だった。キャバクラ嬢やコンパニオンをして中年男性を釣り、ホテル街に繰り出したところを写真に収め、ゆすったのだ。他のメンバーたちの非難のまなざし受けて、京子は「鼻の下伸ばしたオッサンたちを懲らしめたんだよ」と抗弁した。お金を取ったのかという問いには、「取るつもりはなかったけど向こうが渡してきたんだから仕方ねーだろ」と逆切れする始末だった。

彩花も重い口を開いた。「私もオジサンを懲らしめた」。パーティで知り合った中年男を誘い出しホテル街に連れ出したもののファミレスに連れていかれ、二度とこんなことするなと言われたというのだ。その中年男は非行の調査をしていると言った。それを聞いた佐々木久美の顔色が変わった。慌ててスマホから1枚の写真を取り出し、彩花に見せた。「そのオジサンていうのは、この人だったんじゃないの?」。そこに写っているのは渡邉七郎だった。彼は少年少女たちの非行に心を痛め、仕事の合間を見てはパトロールをしていたのだ。

彩花は「覚えているわけないじゃない」そう言ってスマホを乱暴に突き返した。

美穂の父親を破滅に追い込んだ1枚の写真

けやき坂46主演『Re:Mind』第9話 場面3 (c)「Re:Mind」製作委員会

スマホの着信音が一斉に鳴った。「真っ白」に再び投稿があったのだ。中年男性と少女がホテル街を歩いている写真週刊誌の記事だった。その記事を機に、渡邉七郎は世間の非難の的になり、失脚することになった。

美玲の顔つきが変わった。京子と彩花の2人を鬼の形相でにらみつけた。あなたたちはキスをしているところを美穂に見られた。その秘密を守ることと引き換えに、真っ白の活動に引き込まれた。追い詰められたあなたたちは美穂を窮地に陥れるために父親へのハニートラップを画策した。

「違う。美穂のお父さんだなんて知らなかった」。叫んだ彩花の足元から水があふれだした。京子が隣から彩花の手を取り「絶対に離さない」と絶叫した。彩花は京子に語り掛けた。「本当は真っ白の活動なんてどうでもよかった。お金が欲しかった。だって卒業したらふたりで住むって約束したから。お金貯まったよ。これからはずっと一緒にいられる」

部屋の電気は消え、床板がバタンと音を立てた。彩花が消えた。

犯人像は絞られてきた!?

けやき坂46主演『Re:Mind』第9話 場面4 (c)「Re:Mind」製作委員会

おそらくドラマも終盤に差し掛かっている。犯人候補を整理しておきたい。1人目は渡邉美穂。いじめへの仕返しという動機を持つ。ただし自殺説も。2人目は岡崎という美穂の元彼氏だが、美穂のかたき討ちという可能性は、それ以前に美穂と別れていたこと、医療ミス事件への関与からほぼ消えた。3人目は美穂の父親・渡邉七郎。ここにきて有力候補として浮上してきた。ダークホースとしては、残された4人のうちの誰かか。佐々木美玲の今回の豹変ぶりは、彼女が犯人側についている可能性を示唆するものかもしれない。佐々木久美は美穂と幼なじみで、いじめに直接加担することはなかったことから、犯人側に通じていても不思議はない。大穴は柿崎芽実か。ここまでそれほど存在感を発揮してこなかっただけに、次回あたり何かしらのエピソードの披露があるかもしれない。齊藤京子は、あまり思慮深く描かれていないので(失礼)、おそらく犯人ではないだろう。もうひとつサスペンス、ミステリーでは早く消された人物を疑えというセオリーがあるが、このドラマではどうだろうか。

第10話は12月21日(木)深夜1時より放送

残された4人の中に犯人はいる!? 次回第10話はテレビ東京系列で12月21日(木)深夜1時30分より放送。

『Re:Mind』公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/remind/

主題歌「それでも歩いてる」とあわせて、お楽しみください。

それでも歩いてる

シングル

テレビ東京系木曜ドラマ25『Re:Mind』主題歌


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