【#2】「このマンガがすごい!2016」1位『ヲタクに恋は難しい』ふじたインタビュー | あの賞でも1位だった!

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このマンガがすごい!WEB

「このマンガがすごい!WEB」×music.jpのスペシャルコラボ企画!「このマンガがすごい!2016」で見事、オンナ編1位に輝いた『ヲタクに恋は難しい』。作者のふじた先生のインタビューを特別掲載します!(全3回)


『ヲタクに恋は難しい』

 ■インタビュー【#1】へはページ下部の関連ニュースより遷移いただけます

ふじた先生 プロフィール

兵庫県出身。2014年、イラスト投稿サイト・pixivで「第1回次にくるマンガ大賞」の“本にして欲しいWebマンガ部門”で第1位を獲得、またpixiv内オリジナルコミックブックマーク数歴代1位を記録。本作がデビューとなる。

読者の熱望により 初の単行本化

——そして「第1回次にくるマンガ大賞」の“本にして欲しいWebマンガ部門”[注1]で1位を獲得していますが、これが単行本化のきっかけに?

【編集】じつは「エピソード0」が上がった時点からチェックしていたんです。とてもおもしろかったので連絡を取らせていただいて。もちろんほかの出版社からもオファーがあったそうですが、うち(一迅社)から本を出させていただく話を進めている途中で、「本にして欲しいWebマンガ」1位になったんです。

——絶妙なタイミングですね。まさに世の中のみんなが待っているタイミングで! 単行本化の話をいただいた時はどう思われましたか?

【ふじた】もちろんうれしかったです! でも、単行本にするにはあきらかにページが足りなかったので相当がんばらなくちゃと。実際、50ページ描き下ろしすることになりましたが(笑)。

——50ページとは……半分近くですね。

【ふじた】はい、めちゃくちゃがんばりました!!

貴重な生原稿も少しだけお見せします。ふじた先生渾身の描き下ろしは単行本でチェック!
描き下ろしも収録した「ヲタクに恋は難しい」は電子書籍でも

ヲタクに恋は難しい

隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、ルックス良く有能だが重度のゲーヲタである宏嵩(ひろたか)とのヲタ...

648円/巻

マンガ専門学校時代の友人との “妄想話”が出発点

——そもそも「ヲタ恋」という作品はどんなきっかけから誕生したのでしょうか。

【ふじた】始まりは、マンガ専門学校時代の友人とのおしゃべり……というか妄想話からです。

——妄想話とは?

【ふじた】お互いキャラを作って、話を考えるという……。まずキャラクターを作るんです。腐女子でヲタクの女の子と、ゲーマーのヲタク男子がつきあったらどんなふうになるかな、どんなことが起きそうかなとか。

ヲタク同士にしか不可能な告白シーン。告白の返事が「採用」っていうのが! それにしても宏嵩、優良物件すぎッ!

——話しながらキャラクターを固めて、お話を作っていく感じですか?

【ふじた】そうですね。このキャラがこんなこと言ったらおもしろいよねとか、思いつきを言い合って。「こんな場面ならこうするんじゃない?」「いやそこはハードなゲーマーだったらこういう発想にいくんじゃない?」とか。

主要キャラそれぞれの「地雷」がおもしろすぎる。花子センパイの意見(一番下)、ごもっともです!

——話しながらブラッシュアップしていくわけですね。そんな作りかたは初めて聞きました。「ヲタ恋」は身の回りのヲタク友だちをモデルにするとか、実話が元ネタになっているのかなと思っていました!

【ふじた】なにしろマンガを作りたいと思っている人間同士なので、こういうの学生時代から日常的な遊びとしてよくやっていたんですけど。私はけっこうこれが好きで。

作品の出発点となったふじた先生のご友人たちは「あとがき」に登場。みなさん、ものすごく個性的なヲタク臭が……します。

——遊びというか、立派に漫画家のトレーニングといえますよね。

【ふじた】成海と宏嵩の妄想話があまりにもおもしろくできあがってしまって……おしゃべりで終わらせずに絵で描いてみたくなったんです。2人ともかわいいキャラだから人に見てもらいたい、恋を第一義に考えてない同士の難しさ、不器用さを描いたら絶対おもしろくなるぞと思って。友人にも許可をもらって描くことにしたんです。

ヲタクな彼女が休みの日に優先すべきは……彼氏との時間<コミケの新刊。新刊の製作進んでないならね~しょうがないよね~。……っていいのか!?

——「ヲタ恋」を描く前はマンガの作りかたに悩んでいたとおっしゃっていましたが、自然に「描きたい」気持ちになれたんですね。

【ふじた】はい。そういう気持ちになれたのは久しぶりでした。私はもともとキャラクターから先に考えるほうなんです。あとから考えると、行き詰まっていた時って、ストーリーを転がすためにキャラクターの性格を後づけで考えていたんですよね。そうするとキャラの個性が薄れて、自分がつまらなくなってしまう。キャラに思い入れできなくなると、話がふくらまなくなる、それで頓挫する……という悪循環に陥ってたんです。「ヲタ恋」に関しては最初にキャラをしっかり作りあげられたのがよかったと思います。

——魅力的なキャラが作れればいくらでもストーリーは転がる、というのはよくいわれることですがその典型のような例ですね。この2人ができた今、お話のネタには事欠かない?

【ふじた】くだらないネタなら……いくらでも思いつきます(笑)。

 ■次回「【#3】『ヲタ恋』を2倍楽しめる読み方とは?」は
  3月28日午前10時更新予定!
 ※公開後はページ下部の関連ニュースより遷移いただけます

まだまだふじた先生インタビューが見たいという方に朗報!
ふじた先生の貴重なインタビューがたっぷり8Pも掲載されている『このマンガがすごい!2016』が好評発売中です!WEBでは出せないけっこう衝撃のエピソードも載っていますよ。

・注1…「第1回次にくるマンガ大賞」の“本にして欲しいWebマンガ部門” 「次にくるマンガ大賞」は、KADOKAWAが発行する月刊総合文芸誌「ダ・ヴィンチ」とniconicoが創設したマンガ賞で、次に流行るであろうマンガを読者の投票で決定するのが特徴。“本にして欲しいWebマンガ部門”は、その名のとおり、まだ単行本化されていないWebマンガで単行本化を希望する作品のランキング。

取材・構成:粟生こずえ
撮影:辺見真也

※このインタビュー記事は「このマンガがすごい!WEB」より提供を受けています

(C)ふじた/一迅社

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