あの問題作の作者・永田カビの新作『一人交換日記』もスゴかった!その内容や魅力を紹介

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イラスト掲示板での連載をきっかけに反響を呼んだ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』の続編となるコミック・エッセイ『一人交換日記』が発表され話題となっている。果たしてどんな作品なのだろうか。


永田カビ『一人交換日記』書影

■さびしすぎてレズ風俗に行った…その後

本作は、『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』が大きな反響を呼び、『このマンガがすごい! 2017年』のオンナ編でも3位にランキングされた永田カビの新作。作中の時系列上は、前作『さびしすぎて〜』の続編にあたる。
作者は、摂食障害やうつといったいわゆる“ココロの病”を抱えている。前作では、寂しさや“抱きしめられたい”という衝動からレズ風俗に行くことを決意した彼女だが、本作でも引き続き、自分の生き方を模索しながら、葛藤し、ボロボロになりながらもがく様が赤裸々に描かれている。

■繊細な筆致で描かれたマンガ・エッセイ

残高ゼロという、自分に置き換えるとなかなかにスリリングな状況から本作は始まる。『さびしすぎて〜』を連載していることが(つまりはレズ風俗利用が)親バレしそうになったり、交際を前提としたお友達ができたりと、メンタルの事情を除いても、彼女を取り巻く環境は常になにかと騒がしい。
作中では、そんな日々のありとあらゆる出来事が、日記形式に文章とマンガで描かれていく。へヴィーな内容も少なくないが、永田カビのラフだが繊細なタッチのイラストのおかげもあり、テンポよく読み進めることができる作品に仕上がっている。百面相しながら孤軍奮闘する作者の姿が、いとおしくさえ思えるだろう。

■家族、愛情、孤独…共感の声は多い

彼女が抱える違和感や問題の大半は、実家の家族との関係性に起因している。家族に自分の能力や努力を認められず、そのせいで孤独感から抜け出せないことに気づいた彼女は、自分の幸せのために実家を出ることを決意する。
家族との関わりや愛情不足に悩む人は、程度の差はあれ、実は少なくないだろう。そんな問題に向き合う作者の嘘偽りない姿が描かれているからこそ、本書は前作同様に大きな反響を生んでいるのではないか。
“メンヘラ”を扱った作品を苦手に思う読者もいるかもしれない。しかし、本作に描かれている問題は、誰もが直面しうるものなのだ。

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孤独や生きづらさを抱えながらもがく作者の赤裸々な姿は、共感も反感の声もあるが、彼女のリアルが描かれた本作が多くの人の心を動かしていることは間違いない。読みやすい作品なので、気になった方はぜひ手に取ってみてほしい。

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