映画大ヒット「信長協奏曲」実写とマンガはここが違う!

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フジテレビ系にて、小栗旬主演で放送されていたドラマ『信長協奏曲』の劇場版が、1月23日に放映開始となりました。 実はこの実写版の『信長協奏曲』は、テレビドラマが好評であったにも関わらず、原作ファンからは「賛否両論」となった作品でもあります。 原作マンガと実写版の違いをご紹介したいと思います。


「信長協奏曲」第1巻・石井あゆみ(小学館)

『信長協奏曲』とは?

『信長協奏曲』は、『ゲッサン』(小学館)で石井あゆみが連載している時代劇マンガです。

高校生のサブローはふとしたことで戦国時代にタイムスリップしてしまいます。
そこで出会ったサブローと瓜二つの青年・織田信長に頼まれて、サブローが織田信長として生きていく事になり、日本史をろくに知らないながらに天下統一を志していく歴史ロマン作品です。

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信長協奏曲

平成生まれの“時をかける風雲児”サブローがゆく!勉強嫌いで日本の歴史に何の興味もない高校一年生・サブ...

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453円/巻

主人公・サブローの魅力

本作の魅力は何といっても主人公であるサブローのカリスマ性です。
平凡な主人公であるサブローはいわゆる「さとり世代」なのか、非常に飄々としてドライです。
作品自体の空気も非常にドライで、タイムスリップの仕方すらも非常にあっさりとしています。
しかし、サブローはコミュニケーション能力も非常に高く、大胆な行動力もあり、多くの人々を魅了していきます。

ところが、本作の魅力であるサブローのキャラクターが、小栗旬が演じる実写版では大きく改変されているのです。

原作マンガと実写版の違い

実写版でのサブローは、感情表現が豊かで人間臭い性格に変更されています。
物怖じをしない原作のサブローとは異なり、小栗版サブローは怖気づいたり逃げ腰になりつつも強がってみせたり器が小さい印象もあります。

また、他の登場人物も原作の性格から大きく異なります。

信長の正妻である帰蝶は柴咲コウが気丈で気位の強い女性として演じていますが、原作ではおっとりしたいじらしい女性として描かれています。

サブローと瓜二つの信長(こちらも小栗が演じています)は、明智光秀と名乗ってサブローの傍に仕えているのですが、原作はサブローに対して真摯に忠誠を誓っているのに対して、実写版では早い段階で腹に一物を備えている様子を匂わせています。

原作を読んだ方が驚くのは、こういったキャラクターの大幅な改変がほどこされている点です。

しかし、かといって実写版が「つまらない」わけではありません。
実写版は恐らくキャスティングありきで作られている、いわゆる「あて書き」なのではないでしょうか?
キャストと実写版の役柄が非常にマッチしているのです。

マンガやアニメが実写化されると必ず反響があるものですが、『信長協奏曲』も例外ではありませんでした。
しかし、本作は原作のエピソードをそのままにキャラクター造形を変更し、キャラクターを忠実に再現しようとすることはしませんでした。

しかし実写映画は公開後2週連続興行収入1位と大ヒットを記録しています。こういった改変は2次元と3次元の間でメディアミックスを行う場合の1つの選択肢になってくることでしょう。

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