【1分で分かる】セリフ回しにしびれる「HELLSING」の魅力

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かんむり蛙

「小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?」セリフ回しにしびれた人はぜひとも読んで欲しい、平野耕太の「HELLSING」。王立国教騎士団、通称ヘルシング機関の元、吸血鬼などのフリークス(化物)を退治する、偉大なる吸血鬼の始祖アーカードが鏖殺(おうさつ)していく。


「HELLSING」1巻・表紙 (c)平野耕太/少年画報社

平野耕太といえば、昨今では「ドリフターズ」で有名な作者である。その平野耕太の名前を轟かせた作品が今回紹介する「HELLSING」だ。主人公のアーカードは吸血鬼のボスといってもいいお方。ワラキアのドラキュラ伯爵そのものである。伝説級の吸血鬼であるアーカード、それを率いるインテグラとアーカードの眷属であるセラス達がこの世に蔓延するフリークスに挑んでいく。

しびれるセリフ回し、圧巻する白と黒の描写

「HELLSING」の何がすごいかと言われれば、セリフ回しと描写だと言えるだろう。
もちろん、ストーリー・キャラの濃さは半端じゃ無いのだが、それを彩るのがセリフと描写である。少佐の「私は戦争が大好きだ」から始まる演説のえげつなさは、ミリタリーものが好きななら一発で惚れてしまう。とにかく、相手と退治するときに話すセリフの数々が、強者たる所以(ゆえん)と言わんばかりにかっこいい。強いから、こんなすさまじいセリフが吐けるのだと、納得せざるを得ない。

描写に関しては、黒と白を使い分けた、非常に禍々しいのが特徴。とにかく黒いのだが、その黒を引き立たせる白。ダークな雰囲気の本作をさらに引き立てる、凄まじい色使いが読者に躍動感を伝える。ああ、この次の動きはどんなものなんだ! そうやってワクワクさせてくれるのが読んでいて楽しい。戦闘描写の多いアメコミ以上にスリルを感じさせてくれるはずだ。

絶対無敵、最強無比の吸血鬼、アーカード

本作で最強のフリークスはなんといっても、アーカード。巨大な二丁拳銃を両手に飛び跳ね、体に内包する人間たちを従え、最強の化物として世界に立ちはだかる。だが、その最強の吸血鬼を敵にしてでも戦いを挑む狂信者たち。そんなドロドロとしつつも、スタイリッシュなダークファンタジーは凄まじい面白さの波をぶつけて来てくれる。

HELLSING

幽霊船デメテル号に乗ってアーカードが遂に来た!かくして役者は全員演壇へと登り、暁の惨劇は幕を上げる・...

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540円/巻

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