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太宰治の斜陽から印象に残った場面、感動した場面、心に突き刺さる場面などの ランキング

太宰治の斜陽、とても人間味あふれる作品でとても大好きです。
同じく、この作品が好きな方、この作品、斜陽を読んで、印象に残った場面、感動した場面
心に突き刺さる場面など挙げていきましょう。まだ読んだ事のない方も、これを見て読んでみたいと思ってもらえたら嬉しいです。

投票総数
105

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終了

1

この小説は由緒ある貴族の家族での朝食風景からはじまります。
貴婦人でありながら母の食事の仕方はマナーに囚われず自由であり、それでいて、なぜか凛々しく可愛らしい、その母から子供たちに
「おむすびが、どうしておいしいのだか、知っていますか。あれはね、人間の指で握りしめて作るからですよ」という言葉から彼女の優しさ人間的な温もりを感じました。
投票ありがとうございました

15

読み始めから、母の食事の仕方、貴族達ならお肉はフォーク、ナイフを使うのが常識と思う所、鶏肉は手でつかみ、それでいて下品ではなく、逆に優雅にさえ思える所など、本物の貴婦人なんだと言ったところは納得してしまいます。そして、このおむすびの話など人間というものの本質的なことをよく理解していて、彼女の優しさが良くわかりました。
読み進むにつれ、彼女のその優しさはとても深くどんどん、その優しさに引き込まれ溺れてしまいました。

2

母の息子、直治が戦争に行ったきり終戦後も消息不明だと知って。

「悪漢は、なかなか死ぬものじゃないわよ。
死ぬ人は、きまって、おとなしくて、綺麗で、やさしいものだわ・・・」
投票ありがとうございました

13

この母は子供たちに不安を見せずいつも笑顔で安心させてくれます。父のいないところ父の役目もしているかのような母だけれど、それはこの母の優しさと強さでもあり、けれども、やはり女性として無理をしているところが垣間見え、切なかった。

3

世間知らずな感じでお嬢様育ちの、かず子が
「不良でない人間があるのだろうか…」
「不良とは、優しさの事ではないかしら」

と言っている場面。
投票ありがとうございました

13

かず子のお嬢様気質とは、よくある威張ってるお嬢様ではなく、世間知らずで無垢なお嬢様といった印象です。弟がお金を無心しにきても断らず自分の物を売ってまで出してあげたり。
そんな事をしてやるかず子もきっと、自分の事を良くできた人間とは思っていないのでしょう。
そんな、よそからみればバカなことは誰しもしてしまうことであり、人間とはそういうものだと言っているんだと思います。

4

直治
「僕が、なまけものの振りをして見せたら、人々は僕を、なまけものだと噂し、嘘つきの振りをすれば、嘘つきな人と噂する、金持ちの振りをすれば、金持ちだと噂し、冷淡を装えば冷淡だと噂する・・・」

「本当に苦しくて、うめいた時、人々は苦しい振りを装っていると噂する。」

と言っている所。
投票ありがとうございました

11

口も悪く、麻薬中毒になって母や妹に迷惑ばかりかけている直治、彼のそういった不良的な素行は、
世の中の矛盾や不条理に反発してできあがっていった性格なんだろうと思います。不良と呼ばれる人達に共通するものは今も昔も同じなんだと思いました。感受性が強いゆえの悩みや怒りから麻薬に溺れてしまったり・・・読んだ方にもきっと共感するところがあったりすれば、気持ちが良くわかると思います。

5

娘、かず子の弟が帰って来るとわかり、母から家を出て仕事をするよう勧められた時、それまで二人なぐさめ合ったり母のために慣れない重労働もしてきたのに、弟、直治が来ることで感心が自分に向かなくなる不安な気持ちや嫉妬から母に裏切られた思いになり泣きじゃくってしまう場面が、心に突き刺さりました。
投票ありがとうございました

11

この場面、かず子の心情を思うと泣けてきました。
かず子も結構い大人なんですが、やはり母の前では子はいつまでも子供であるということ、
そして、母は、子供が母を想う以上に子供を想っているということ。
泣けますね。


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