ぼんぼん彩句 6墓洗う 著者:宮部 みゆき

ぼんぼん彩句 6墓洗う

ジャンル
文芸 小説
配信日
2020年05月11日
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ぼんぼん彩句 6墓洗うのあらすじ

《電子書籍版『ぼんぼん彩句』 特別配信のご挨拶を申し上げます》 初めまして、宮部みゆきと申します。時代小説やミステリーを書いている作家です。電子書籍の世界ではほとんど作品を配信しておりませんので、このたび初めてお目もじする皆様も大勢いらっしゃると思います。どうぞよろしくお見知りおきのほどをお願いいたします。 いつも紙の本の拙著をご愛読いただいている読者の皆様、こんにちは! 今日はウェブ上でお会いすることになりました。紙の本の新刊も準備中なのですが、この配信では、そちらとは別のシリーズ『ぼんぼん彩句』の短編6作をお目にかけたいと思います。 今年は、いつもとはまったく違うゴールデンウィークになりました。俳句と短編小説のコラボが作り出す小さな世界が、皆様にちょっとした気分転換をお届けできるとしたら、作者としてこれ以上の喜びはありません。 どうぞ、ゆっくりとお楽しみくださいませ。 STAY HOME SAVE LIFE 2020年5月1日 宮部みゆき お盆休みの一日、結城琴子は、家族連れで亡夫が眠る霊園に墓参りにきた。近くに住んでいる息子夫婦と二人の孫に加え、国際結婚した娘の沙苗が久しぶりに夫のカルロスとともに帰国しているので賑やかな一行だ。管理棟のカフェで嫁と孫たちと休憩し、洗面所に立つと、窓の向こうには墓を掃除する息子と娘夫婦の姿が見える。かけがえのない家族の情景だと琴子は思う。だが、その直後、かつて近所付き合いをしていた守口夫人と鉢合わせする。琴子は身体の奥で蛇のようなものがうごめくのを感じた。

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