中上健次 電子全集9 『初期作品集II 路地世界の生成』 中上健次

中上健次 電子全集9 『初期作品集II 路地世界の生成』

著者
中上健次
出版社
小学館
ジャンル
文芸 小説 エッセイ・随筆
配信日
2018年11月30日
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中上健次 電子全集9 『初期作品集II 路地世界の生成』のあらすじ

芥川賞受賞作『岬』の前奏曲ともいえる『蝸牛』ほか、『羅漢』『蛇淫』等の短編17作収録。中上飛躍前夜の昂奮がここにある! 短篇『蝸牛』は、芥川賞受賞作『岬』の前奏曲のような作品。クライマックスで主人公は、ヒモになっている女の「義足をつけた兄」の家に押しかけ、こぶ付きの女のために、「なんとかしたれよ、なんとか…」と喘ぎながら、突発的に彼を刺殺する。『岬』で語られた秋幸の姉の夫が被害者となる殺人事件を先取りする、「路地」的風土の最深部で生起した出来事であった。 「姉(イネ)つらいねえ」という辻々で交わされる挨拶の言葉がことに印象的な『路地』。『臥龍山』、『藁の家』は必読の連作で、その冒頭に配された「日和山から長山みれば裸(はだか)馬(うま)かよくらもない」という「歌」は、一連のサーガ(物語群)を理解する上で聞き捨てならない。中上的な作品風土である「路地」の解体=再開発は、この龍が伏したように蛇行する臥龍山の尾根の撤去によって80年代に完成するのである。その最終プロジェクトの名が「日和山(ひよりやま)開発」であったのも象徴的で、市内を二つに隔て交通の障害ともなっていた「路地」の裏山が、そのターゲットとなったのだ。 第9回の本巻では、『岬』で芥川賞を受賞する前後の「路地」世界の生成に立ち向かう作家の志を指し示す17の短編が収録されている。 特別寄稿として、長女・紀の回想録「家族の道端」(9)、現代作家が語る「中上文学の神髄を語る」(5)星野智幸を掲載。 付録:『風景の向こうへ』サイン本等を収録した「特別資料」(7)」と、「路地」の過去と現在を紹介した「中上健次写真館(5)」を収録。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。

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2018年12月12日 更新

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