又吉直樹「火花」だけじゃない!読書の秋にふさわしい選りすぐりの3作品

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実売200万部を突破した、又吉直樹の「火花」。しかし、何も小説はこれだけではない。もっと深く、もっとリアルに人間臭さや家族愛、生きるということ、謎だらけの世の中、そういったものを読んでみませんか? 読書の秋に読むのにふさわしい選りすぐりの3作品をご紹介します。


「海街diary」高瀬ゆのか(著)/吉田秋生(原作)/是枝裕和(脚本)

家族っていいよね。泣いて笑ってを味わおう。

想像するだけでも清々しい海の見える街。そんな街、鎌倉を舞台にしたそれぞれ事情を抱えて出会い、成長していく姿を描いた4姉妹の家族の物語。その中で描かれる4人の女性たちの心の中の葛藤や苦しみ、悩み、弱さなどが如実に描かれているも、誰もが持っている家族愛や心の安らぎ、やさしさ、愛情がそこに描かれています。実写映画化された作品を完全ノベライズ。映画を見た人も見てない人も、この作品に触れることで感動を再確認しませんか?

海街diary

大人気コミックの映画版を完全ノベライズ! 行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。...

試し読み

究極のトリックに思わずはまってしまいます。

昔からトリックが好きな人にたまらない、最後の最後までどういう展開になるか、長年トリック小説を読んできて展開がすぐにわかってしまう人でもこのストーリーは予想がつかず、最後の最後までわからない。そしてラストには衝撃が待っている・・・。あるアイディアを2億円で買って欲しいという手紙と今執筆スランプ中の作者。そのアイディアとはなんと読者が犯人と言う絶対に解けないトリック!香坂誠一という人物が必死に切実に訴えるも作家の心には響かない。そのラストには予想もできないことが起こる。変化のない日常生活に強烈な刺激を与えることができる一冊、読み終えた後にトリック好きなマニアもうならせる傑作です。

最後のトリック

「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中...

じっくり読んでみよう、話題の受賞作。

祖父の口癖は決まって「早う死にたか」という。その願いをかなえてあげたいと思う孫の健斗。ある日健斗は、ひとつの計画を思いつく。しかし健斗の心は、祖父の衰えて、そして消え行く「生」の姿を目の当たりにし、すこしずつ健斗が変化していく。又吉直樹とともに第153回芥川賞を受賞した羽田圭介の話題作です。今生きること、これから歳を重ねていくにあたり、人生とは何かを考えさせられる作品です。又吉の「花火」だけではなく、この「スクラップ・アンド・ビルド」もさすがの受賞作だけあって、そのすばらしさに脱帽です。2015年の芥川賞、一読する価値ありの秀作なのです。

スクラップ・アンド・ビルド

「早う死にたか」 毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、 ともに暮らす孫の健斗は、ある計...

又吉直樹 「火花」をはじめ、2015年の作品は、生きるとは何か、人とは何かということを感じさせる作品が多いのが特徴的です。単純に読んで感動したとか、清々しい気分になったというのではなく、今まで自分が歩んできた道やこれから進むべき道など、見直したり考えさせられたりするなど、この3つの作品に余すことなく描かれていると言えるでしょう。

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